落ち着きがありません。
更新日:2022年04月01日(金) 09時00分
質問
落ち着きがありません。
回答
1歳過ぎになると自分の思うように動けるようになり、探索行動が始まります。まだ良いこと、悪いことの区別がつかないため保護者にとっては子どもの動きに落ち着きがなく大変な時期です。行動範囲を広げて様々な刺激を吸収することは、子どもが発達する上でとても大切です。怪我などしないよう安全には気を付け、不必要なものは手の届かないところにしまうなどの対応も必要です。
3歳くらいになると、周囲の状況をみて動きを調整することができるようになってきますが、まだ集中時間も短く、遊びがすぐ変わってしまうこともあります。興味のあるものが沢山あると、ついつい気がそれて落ち着きがなくなってしまいます。着替えや食事など、落ち着いて取り組んでほしい場合には、テレビは消す、気になるものを片付けるなど環境を整えてあげると良いでしょう。
また、整った環境の中でも落ち着かず、常に動いてしまう特徴のあるお子さんもいます。落ち着いてほしい時にまず、公園で走る、トランポリンを跳ぶなど、身体を動かしたいという欲求を満たしてあげると、その後身体の動きを止めやすくなることもあります。身体を動かしたい欲求が強いお子さんは特に、安全な場所では動きを止めずに見守ってあげることも大切です。ルールを守らないといけない場所では、あらかじめ言葉やイラストでルールを教えて、守れた時にはたくさんほめてあげてください。